Reference Builds — Cabriolet × Turbo II

載せ替え事例集

カブリオレにターボⅡのエンジンを載せた、世界の実例。 元記事の内容を写真1枚ごとに解説を付けて読み物として再構成したもの。 左のメニューで切り替えて読める。写真はタップで拡大

日本 / 2014中古車として売られた個体

ターボⅡ用エンジン+5速MTをフル移植したカブリオレ

中古車ニュース(2014年)

ヤフオクに出品された1984年式カブリオレ。ターボⅡブルドッグのER型インタークーラーターボに加え、5速MT・メーター・ボンネットまで移植した個体。元のカブリオレも同じER型なので車検はそのまま通ると明記されており、この換装が「現実的に成立する」ことを示した1台。

ベース
1984年式 カブリオレ(FA)
移植元
シティ ターボⅡ ブルドッグ
移植した物
エンジン・5速MT・メーター・ボンネット
車検
同型式ERのため問題なし

今回の中古車はヤフオクにて発見した。

ターボⅡ用エンジンとミッションを移植した初代FA型ホンダ・シティカブリオレの紹介です。

01ターボⅡ用ボンネット(パワーバルジ付き)とグリルに換装された青いカブリオレ。ワイドフェンダーはカブリオレ本来のもの

シティターボⅡブルドックに搭載される1.2リッター直4モデルのER型インタークーラーターボエンジンを換装した。

1984年式FA型ホンダ・シティカブリオレのエンジンスワップ中古車となります。

02エンジンルーム。「HONDA INTERCOOLER」「ELECTRONIC CONTROLLED TURBO SYSTEM」の箱、赤いCOMPAX TURBOヘッドカバー、PGM-FI——中身は完全にブルドッグ

エンジンを換装された以外にもカスタムが行なわれていて、メーター、ボンネットもターボ2ブルドック用を流用されております。

また、シフトもターボ2ブルドックから流用された5速マニュアルに換装済みです。

03ターボⅡ用のデジタルメーターと5速MTのシフトノブ。メーターまで移植するとブースト計が生き、過給圧を見ながら走れる

尚、元々搭載されるエンジンですがNAモデルのER型エンジンとなります。

換装されたエンジンと同型形式となりますので車検等は問題なくパスできるそうです。

04リアビュー。CABRIOLETのデカールはそのまま。外から見てターボだと分かるのはボンネットの膨らみだけ

オープンボディのカブリオレの良い所とターボ2ブルックのハイパワーEGユニットを組み合わせたいいとこどりの仕上がりです。

特に初代ホンダ・シティが好きな方なら気になる中古車物件だと思います。

05幌を閉じた状態。カブリオレ本来の姿を保っている

気になった方は下記のURLを参照下さい。

ホンダ シティ カブリオレ 改 ICターボhttp://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d156482747

出典: usedcarnews.jp / 写真・記述は元記事に基づく。著作権は各執筆者・媒体に帰属します

日本 / 2000年GWオーナー本人の作業日誌

12日間かけて載せ替えた全記録

YASTUDIO号 / 世界で最も詳しいカブリオレ・ターボ化の一次資料

1989年からカブリオレに乗り続けるオーナーが、2000年のゴールデンウィークに実際に行った載せ替えの全記録。ドナーは友人から5万円で譲り受けた「銀ブル」。写真1枚ごとに本人の作業メモが付いているため、どこで何にハマるのかがそのまま分かる。この計画の設計図はここから起こした。

期間
延べ12日(4/22〜6/11)
人数
2〜3人体制
ドナー
友人から5万円で譲り受けた「銀ブル」
記録
作業写真 33枚+本人メモ
1日目 4/22カブリオレ側を解体する
01作業前にぱちり。(実家の車庫) 既に疲れている様子... この図を見ると心配になってきますね。(笑) 本当にやりとげられるのだろうか... とか考えてました。
02早々に駆付けてくれた oga 博士。 灯火類、バンパー、グリル、ボンネット、バッテリー、配線類、リザーバタンク、バルクヘッド、ラジエター、エアコンコンデンサー、コンプレッサー、ACジェネレーター、エアクリーナー... 外すのは結構簡単。 作業に夢中になってて気が付いた時にはこの状態。
03お次は、コントロールボックス、エアクリーナー、エア関連パイピング。 リフトアップして、エキゾーストパイプ、チェンジロッド、チェンジエクステンション、フロントタイヤを外し、ミッションオイルを抜いてからドライブシャフトを片方抜いたところで昼食。 ここまでの所要時間は、約3時間なり。
04午後は残りの片方のドライブシャフトを外し、トルクロッドはエンジン側だけを外して上にはね上げておき、センタービームとエンジンマウントを止めているボルトを抜いて、チェーンをかける。 サイドマウントのネジを抜いて、再度、エンジン回りでボディと繋がっている部分が無いかを確認し、いよいよエンジンの摘出。
05※センタービームを付けっぱなしにしておくと、チェンジエクステンションのエンジン側が抜きにくいので、センタービームは先に外してしまっておいた方がやりやすいかも。エンジン載せる時は結局外して付け直したし。 エンジンはそのままだと移動が大変なので、ミッションと分割しておいた。 ガソリンを抜いて、ガソリンタンクを外した。
06ダッシュボードを取り外した図。 車庫の幅はそれほど余裕がないので、ドアにタオルを数枚重ねてかけて、左右に当てた状態で作業しました。 エアーの通り道の接続面のパッキンが風化してボロボロの状態でした。 6時。この日の作業はここまで。 !ダッシュボードの取り外し方 エアコン関連のレバーの頭とパネルを外し、ネジ3本を外す。 オートチョークのノブを外して、根元のカラーを回して外す。 ※オートチョークのノブは横からネジで止まってるのだ。 ダッシュボード本体を止めているボルトを外す。 ボルトの位置は、 左右下、左右上部のエアー吹出口の樹脂パーツを外したその奥、 ※手前の丸い出口ぢゃなくて上面のやつ。 時計の後ろ、灰皿の後ろとその右横(にもあったと思う) もしかしたら、その下のヒーターボックスも一緒に止めてるのも外す必要があるかもわからない(忘れてしまった。^^;) これで外せる(はず)のですけど、その前にヒューズボックスを固定している左右のボ
2日目 4/23燃料配管の移植——最大の難所
07これがドナーとなった銀ブル号。 本日の作業目標は、燃料系の配管の移植まで。 カブの方はそのままにしておき、ブルの内装剥がしを始めた。朝9時から作業をはじめて、撮影したのは10〜11時頃、既に窒内は何も無い状態。 道行く人々は怪訝そうな顔をしてこちらを見てました。(^^; 住宅街ですからねぇ...
08フロント&リヤシート、フロアマット、インパネ、リヤ左側面のパネルを外し、エンジンルーム側ではエアコンのパイプを外して、室内のエバポレータ回りを外し、それから燃料タンクと電磁ポンプ、パイプ類を外して、ようやく燃料用のパイプの全体が姿を表した。 カブでボロボロだったエアー通り道の繋ぎ目のスポンジは張り替えられていたので、やはりこっちもボロボロだったのでしょう。
09これが室内を這っているパイプ。曲げないように取り出すのが大変。 燃料循環用(送りと戻り)2本、キャニスター用が1本の計3本。 カブの方も同様のパーツ類を外して配管をセットできる状態にしたところで昼食。
10ブルの方は配管数が1本多いので(カブは燃料の送りと、キャニスター用の2本のみ)、考えながら装着する必要がある。 燃料の戻りとキャニスターに伸びている2本はサイドガーニッシュの直下を這っていて、丁度左手のあたりから外に出て燃料タンクに繋がる。 ホイールハウス側から手を突っ込んでパイプを引き出してるところ。
11カブはサイドシルにも補強が入っていて、配管形状がそのままでは合わないので、少しずつ曲げて調整しながら収めていく。 エンジンルーム側と燃料タンク側への出口はカブにも同じように穴が3ケ所開いていて使わない1つはメクラ蓋が付いているだけだったので、ここは加工無しでいける。 エンジンルーム側に出る部分(防音材がめくれている際のとこ)に伸びているパイプがそれで、上から燃料の送り、戻り、キャニスター行き。
12キャニスターへの配管はブルのもカブのも同じ径だったので、カブのをそのまま使い、エンジンルーム側に出す時の位置をブルに合わせて変えた。(元は一番上だったものを、使っていなかった一番下の穴に移した。) カブの燃料送り用のパイプをブルの戻り用に使えるかと思ったが、管の太さが足りず、ブルから外したものを使う事にした。それだけ燃料をばんばん送っているわけだ。 床の形状に合わせて這っているのが燃料送り用。
13形状変更の一番多かった燃料送り用パイプは、時間をかけて少しずつ曲げていき、ブルで使われていたガイド(金属の留め具)を使いタッピングビスで固定した。見ての通りパイプがクロスして外に出ているため、カーペットで隠れるものの、少し出っ張ってしまってる。 燃料タンクと電磁ポンプに伸びている配線(水色のビニール手テープが巻いてあるやつ)はぐるっと後部を通ってから右前のヒューズボックスに伸びてるらしい。 目標達成で、6時、本日の作業はここまで。
3・4日目 4/30・5/1燃料タンク設置と、室内配線の整理
14本日の目標は室内配線の整理と、掃除、エンジンルームのクリーニングまで。 本日の作業も一人。こういう日も必要なのだ。 まずは、ヒューズボックスからエンジンルームに伸びているワイヤーハーネスを外した。下に置いてあるのがそれ。この配線は、室内から一旦フェンダー内を通り、そこからエンジンルームに入っているので、ホイールハウスのインナーフェンダーを外しての作業となる。
15作業がしやすいように、室内に置いてある工具やらネジやら、荷物を全て出して、オーディオとスピーカーボードも運び出した。 掃除機も持ち込んで、インパネ裏のホコリ取りから始めて、劣化したスポンジ状の隙間テープを取り去り、室内カーペットも掃除機かけ。 途中一度買い物に行って、エンジンルームクリーナーやブラシを買ってきた。
16エンジンルームをクリーニングする泡状のスプレーを試してみたが殆ど変わりばえしなかったので、覚悟を決めて端から研磨剤で磨いていく。 まずは向かって左の手前から初め、次に正面、で、右側、最後にヘッドライト固定部分のプレートの外側と順に磨いていった。スポンジと歯ブラシを駆使して、狭い隙間までひたすらこすりつづけた。
17初めのこの計画では相当気合いを入れて丁寧に磨いていたが、流石にだんだんペースダウンして、腰も指先も痛くなってきた。でかけていた父上が帰ってきて、手伝ってくれたのでまた少し気持ちが盛りかえしてきたので、どうにか最後まで磨ききれた。# 助かるなぁ。 2つ上の写真と見比べてください!特にブレーキのサーボの下あたりなんか見違えるよう...
5日目 5/3小物・ステー類の移植(ここで車体差が出る)
18本日の作業予定は、エンジン以外の、周辺小物の移植まで。 小物やカプラー固定用のステーはドリルでスポット溶接部分をもんで取り外し、カブの方へは同じ位置に穴を開けて、ネジ穴付きのリベットを打ち込んでボルトで同様に留めていった。 写真中央の2カ所の金具は、ハンドナッターと呼ばれる特殊なリベットで、内側にネジ山が切ってあるのでそのままボルト等を使えるのでとても便利。
19コントロールボックス、ヒューズ、イグニッションコイル... 写真に撮り忘れてしまったがトルクロッドの右から出ているヒーターのホースは、ブルではエンジン干渉(熱?)を避けるためにトルクロッドの上を通って左側から手前に伸びる形になっていた。 カブの場合、ストラットのこっち側にラジエータリザーバタンク、コントロールボックスの右側にイグニッションコイルだったが、ブルはストラットのこっち側にイグニッションコイル、その手前、ヘッドライトの直後にリザーバタンクが位置していた。 いろいろ思案した揚げ句、リザーバタンクは元の位置のままにして、イグニッションコイルをヘッドライトの後ろ、カブのレギュレーターの在った場所に固定した。元の取付ステーを使って取り付けたが、そのままだとでっぱり過ぎてバッテリーに当たってしまうので、加工して横に逃がした。 ←ここも、元は小さい負圧コントールボックスが付いていた場所だがハンドナッターで受けを作り、ブルにならってレ
20いつかどこかで見た図... ハイエナツアーの様相ですね。実は、そうなんです。エンジン移植のために作業しているのは一人だけ、後はパーツをはぎ取ってるのでした。 自分が小物の移植作業を行っている間、こうしてエンジンを下ろす作業が進められていたのでした... チェンジロッド、チェンジエクステンションを外せばもうエンジンが降ろせるというところまできて雨が降ってきたので、本日の作業はお終い カブとブルのエンジンルームを比較してみると、実は細かい部分で結構違う事がわかった。同じ顔、形なのに...
6日目 5/4ドナーからエンジンを降ろし、整備する
21ブルをジャッキアップして馬をかけ、昨日途中まで抜いておいたチェンジロッドのピンを打ち抜いて、エンジンのアンダーマウントのネジを抜き、トルクロッドを外して、エンジンを降ろしたの図。 ヒーターコアから外に出ているパイプがトルクロッド付け根の上を通っているのがわかりますね。 カブの時は既に馬に乗せている状態だったので気が付かなかったが、エンジンを降ろすと相当フロントが上がった。
22ミッションを外して、クラッチ板とレリースベアリングの交換を済ませたところに父上が来て、タイミングベルトの交換講習会が始まった。 紹介が遅れたが、左:今回の作業始めから終わりまでお世話になった oga 博士、右:昨日パーツを取って名古屋に帰る予定だったのに、もう一泊して手伝ってしまった taka_bull さん、真中:ホンダに勤務する父上。
23ホンダに入社した頃は自分の N360 のエンジンをよく載せ変えたもんだ、とか言って、作業していると手を出さずにはいられない素敵な性格なのだ。 自分はその間、ヒーターユニットの付け替えとヒータコアからエンジンルーム側に出ている配管の取り回しをブルにならって変更していた。 昼食を取り、タイミングベルトの交換が完了したところで父上は出かけてしまった。
24午後は、二人がエンジンの洗浄をやってくれている間、燃料パイプの配管固定用のステーの移植とその他の配線の引き回しをしていた。 ステーの取付は、ブルのエンジンルームについているものを外して、スポット溶接されていた位置に穴を開け、ここは裏(サスの裏側)から手が入るので、ボルト&ナットで固定した。 穴を開けたところにはどこも錆止めをたっぷり塗っておいた。
25エンジンを洗浄しているの図。 市販のエンジンルームクリーナーをかけつつ、ブラシでこするとアルミブロックの綺麗な地が見えてきます。 「こういう作業って好きなんだ」というのは本人の談。 赤いヘッドカバーが眩しい... 嬉しい。
26受け入れ準備ができたところでいよいよエンジンの取り付け。 エンジンクレーンで引き上げ、三人で慎重に位置を見ながらエンジンを取り付けた。エンジンを降ろすのと逆の手順ですんなり入れられた。3箇所のマウントを仮止めし、それぞれ取り回しや取り付け場所を確認しながら次々に周囲の配管と配線を繋いでいった。こういう作業はとても楽しい。
27綺麗なエンジンだこと... 疲れてきて、段々作業効率が落ちてきた(ものを探す時間が多くなってきた)ので、本日の作業はここまで。 >
7・8日目 5/5・5/6搭載・接続と、次々に出る干渉問題
28エンジン回りはほぼ接続完了といったところ。 ラジエター下側の取り付けベースの形状がブルとカブでは違い、溶接が必要だったので、カブのものをそのまま使う事にした。もし容量が足りないようだったらコア増しという手もあるし。 フィラーキャップの位置が違うのでインタークーラのユニットが当たってしまい固定できないので、最終的に、インタークーラーレスにするという事に決まり、パイプを切って直接インジェクターに接続した。そうするとラジエターファンのあたりがすっきりして良い感じ。
29ラジエターを固定して、バルクヘッドを固定して、クーラーコンデンサを固定して本日の作業はお終い。 ラジエター上部から出ているパイプが、エンジンの回転軸のあたりに当たってしまているので、ここはもう少し短くして前方にズラすかなにかする必要がありそう。 8日目 (5月6日) 残りの作業は、エンジンルーム側のエアコンの配管、ヒューズボックスへの配線接続、ミッションオイルと冷却水の充填、それから電気系統の配線、顔回りの取り付けとダッシュボードの取り付け。 メーター、コラムスイッチを繋いで、燃料系に漏れが無いか確認をしようと思ったら電磁ポンプが動かない。単体では動くし、ヒューズボックスのあたりでもきちんと電圧が出ているところまで確認した時に、カブのボディに残っていた配線のコネクタの線の色と、ブルのコネクターの線の色が違ってて気になった事を思い出した。
30車体後部の全ての配線が右側を通ってヒューズボックスのところに集まってきている。これをブルから移植するのは相当大変そうなので、それぞれの線の役目を二人で確認して、ブルのコネクターに差し換えていった。 ←この日も作業に夢中になっていて、撮影したのはこの1枚きり。 ブル側で余ったのは、熱線とワイパーの線、カブ側で余ったのはシートベルトのとアースで、他はうまく繋がった。 配線は基本的には殆ど同じだったが、ポンプに行っている線は2つのコネクターのうち、もう片方へ移す結果となった。接続が完了して一通りチェックしてみたら、バックランプだけがキーを ON にすると点灯してしまっていたので、繋ぎ直したところ全て問題なく動作するようになった。 ポンプを何回か回し、各接続部分で漏れが無いかを確認して、エンジンを始動。問題無さそうなので、試走するために、バンパーやらボンネット、グリル、灯火類を取り付ける。室内は、インパネは取り外したままの状態で、メータ
9〜12日目 5/7〜6/11試乗と、電装トラブルの追い込み
31灰皿や小物入れ、メーター、ハンドルコラムカバー装着後、一旦室内を掃除してから、シートとハンドルを取付けた。再度バンパーを外してホーンを取付けてから、試乗。 前日既に体験しているが、相当速くなった。戻ってきてからライト関連をチェックしてみたら、ライセンスランプとメーターランプ、ブースト計が点灯していない。 既に夕方になっていたので、作業はここまでにして記念撮影。 10日目 (5月27日) ブースト計の方は oga 博士に見てもらい、結局一部ハンダ不良、というか経年劣化で浮いてしまっている部分が見つかり直してあったので、この日はライセンスランプとメーターランプが付かない原因を究明した。 サービスマニュアルの電装系回路図を見ながらテスターで当たっていき、コラムスイッチからヒューズボックスへ伸びている配線の先のコネクターの配線が一本間違っている事を突き止めた。 ラヂオの配線をして本日の作業はおしまい。 11日目 (5月28日) 再びバン
32室内のスイッチを一新しようと思い、90年台前半のアコードから取ってきたフォグランプスイッチとオートクルーズスイッチ(文字が光って、オンにするとパイロットランプが光るタイプ)を改造してフロントフォグランプ用とバックフォグランプ用のそれぞれブルーとオレンジのランプの点灯するスイッチを作成。 写真ではわかりにくいが、後ろにはコネクターの受け口が残っている。(黄色い部分) 元に戻す事も無いと思うが、一応、元に戻せるように作ってあるのだ。
33スイッチを装着した状態。チョークの合った部分には、レバーを設けて水鉄砲のスイッチとした。 これで室内も基本的には元の状態(よりちょっとだけ進化したかな)になった。センターコンソールはもう当分は付けないでおくでしょう。すっきりしてて良い感じだし。 エンジンの移植作業は実質約10日程、延べ20人てところでしょうか。なかなかやりがいのある作業でした。 この後はエアコンの真空引きとガスチャージをディーラーでお願いする予定です。 おしまい

出典: yastudio.work / 写真・記述は元記事に基づく。著作権は各執筆者・媒体に帰属します

日本 / 近年同じ個体の20年後

載せ替えた車を、20年後にどう維持しているか

YASTUDIO号 / エンジンルームのセミレストア

上の12日間から20年以上経った、同じカブリオレの現在。配線をフェンダー内に隠すワイヤータック、インタークーラー配管の再メッキ、ヘッドカバーの磨き直し、錆穴の補修——載せ替えが終わってからが本番だと分かる仕上げ。この計画の到達点。

所有期間
1989年から現在まで
作業内容
ワイヤータック・再メッキ・磨き・錆補修
記録本数
サイトに119本の作業記録

エンジンルームへ... 外せるパーツと、配線もできるだけ外してよけておいて...

01ワイヤータックを終えたエンジンルーム。赤いTURBOインテークとインタークーラー配管が主役になり、配線が視界から消えている

ひたすら磨く... 塗装が薄くてうっすら地の色が💦まわりから攻めてゆき、本丸の、ワイパーの付け根パート... 見えない所だし、見なかった事にしてきたど、いつも頭の片隅で気になってた部分、ダメ元で手を入れてみる事に...

02作業前。カプラーと配線がエンジンルームを横切っていた状態

硬質パテを表裏から盛って穴を塞ぎ、研いで、パテ盛って、を繰り返し、プラサフ塗って、磨いて、仕上げ塗装✨ 良いんではないでしょうか😆続いて、なんとなくできそうな気になったワイヤータック、簡単そうな左前から... カプラー類はフェンダー内に押し込み、必要な配線だけ下の方の穴からエンジンルーム内に引き込みました👷🏻‍♂️続いて右側、こちらはコントロールボックスへの配線の長さが足りなくなるので、意を決してオリジナル配線とカプラーをカットして引き直し、フェンダー内に納め必要最小限の線だけ、下方に穴を空けてエンジンルーム内に引き込みました👷🏻‍♂️メインヒューズも移設⚡️ついでにボンネット裏も磨き、ストライカーもバラして磨いてグリスアップ✨ボンネット裏は骨を避けてミラーシールシートを貼り込んであります😌BeforeAfterインタークーラーの配管を再メッキに出したり、ヘッドカバーを磨いたり、パーツを一つずつ外しては磨いて、綺麗になったし、ワイヤータックしたおかげでスッキリ‼️✌🏼😆けんずぃ 😍😍😍😍😍😍これであと10年乗れますね👍️2021年05月09日YASTUDIO 10年はいけますね😉👍🏼2021年05月09日旧式フィット(GD3-200系) コンニチワ☆レストアへの熱意が伝わる投稿ですね♪GDフィットも乗り続けたいので参考になります☆φ(・ω・`)メモメモ2021年05月09日YASTUDIO こんにちは!

03外せるパーツと配線をできるだけ外し、地道に磨いていく
04ワイパー付け根の錆穴。硬質パテを表裏から盛り、研いで、プラサフを吹いて仕上げ塗装
05左フェンダー内。カプラーをフェンダー内に収め、必要な配線だけをエンジンルームへ引き込む
06仕上がったエンジンルーム。「これでまた気分良く乗り続けられそう」

出典: cartune.co.jp / 写真・記述は元記事に基づく。著作権は各執筆者・媒体に帰属します

日本 / 2024オーナー取材記事

シティ一筋40年のオーナーが仕上げた黄色いカブリオレ

Auto Messe Web(2024年)

1982年、雑誌のスクープを見て正式発表前にディーラーへ予約を入れ、長崎県内で最初にシティターボを納車されたオーナー。後年入手した1984年式カブリオレをNAからターボⅡ用インタークーラーターボへ換装し、「可愛らしい見た目とは対照的に、オープンでも楽しい走り」に仕上げている。

オーナー
大手久幸さん(長崎県)
所有歴
1982年からシティを2台+モトコンポ2台
カブリオレ
1984年式/NA→ターボⅡ用ICターボへ換装
装備
RECAROシート・TURBO IIデカール

経済性に優れた可愛い小型車「ネオクラシックホンダミーティング2023」の会場には、たくさんのホンダ「シティ」が参加していた。小型車で居住空間を確保するための屋根が高いデザイン。いわゆるトールボーイと言われるスタイルは、現代では軽自動車も含めて一般的な外観だが、「シティ」が発売された当時は斬新だった。しかも、排気量1200ccで車重はたったの655kg。最初に登場した67psのNAエンジン搭載車で、20.0km/L(当時のメーカー公表値)という驚異的な高燃費とあのキャッチーなCMで、瞬く間に大ヒットした。

01TURBO IIのデカールが入ったイエローのカブリオレ。RECAROシート、ブラックホイール。ノーマルのNAからターボⅡ用インタークーラーターボへ換装済み

雑誌のスクープ情報を見て、正式発表前にディーラーに駆け込んだこのイエローの「カブリオレ」のオーナー、大手久幸さんは、もう1台の愛車「ターボI」を1982年当時に新車で購入し、今でも所有しているそうで、この「カブリオレ」と共に2台の初代「シティ」と「モトコンポ」で、ネオクラシックなカーライフを楽しんでいる。

02「ネオクラシックホンダミーティング2023」の会場。多数のシティが集まった

「発売当時から欲しかったんですが、ちょっと様子を見ていたんです。その後、雑誌でシティターボの記事を見かけて、それに試乗したくてディーラーに駆け込みました。でも当時の担当者は、そんな情報はまだ入ってきていないから、そもそもクルマは無いと(笑)。私はどうしても欲しくて、発売されるという予測の元で、ディーラーに予約を入れてきました。そのおかげで、私が住む長崎県内で最初に納車してもらえたのです」

03オーナーはシティターボI(1982年新車購入)も現役で所有している

勇み足での新車予約だったものの、結果はオーライ。そして、そこからが今に至るまで「シティ」との長い付き合いがはじまったのだ。その後、この「カブリオレ」も入手。こちらは1984年式で、エンジンはノーマルのNAから、ターボII用のインタークーラーターボ付きへと変更。可愛らしい見た目とは対照的に、オープンカーでも楽しい走りが楽しめる仕様にバージョンアップしているのだ。

04会場スナップ
05会場スナップ

出典: automesseweb.jp / 写真・記述は元記事に基づく。著作権は各執筆者・媒体に帰属します

日本 / 2021〜普段使いしている実例

「見た目はカブリオレ、中身はブルドッグ」を通勤に使う

みんカラ 愛車紹介

2021年から所有されている赤いカブリオレ、その名も「ブル」。オーナー自身が掲げるキャッチコピーが「見た目はカブリオレ、中身はブルドッグ」。特筆すべきはこれを通勤・普段使いしている点で、ターボ化したカブリオレがショーカーではなく日常の足として成立することの証明になっている。

所有開始
2021年1月
愛称
ブル
用途
通勤・普段使い
コンセプト
見た目はカブリオレ、中身はブルドッグ

ターボ化した旧車は「乗れる車」なのか

40年前の車をターボ化すると、イベント用の車になりがちだ。だがこの個体は通勤と普段使いに投入されている。オーナーのページには整備手帳とパーツレビューが並び、日常的に手を入れながら走らせていることが分かる。

この計画にとって重要なのは、これが「動く実例」であるという点。ターボⅡの心臓を積んだカブリオレが、毎日エンジンをかけて走る状態で維持できている——それが分かるだけで、換装後の生活が具体的に見えてくる。

01旧車ミーティングでの「ブル」。ホンダS600らしきオープンと並ぶ赤いカブリオレ
02フロント。カブリオレ本来のワイドフェンダーとバンパー
03サイドビュー。幌を閉じた状態
04愛車アルバムより
05愛車アルバムより
06愛車アルバムより

出典: minkara.carview.co.jp / 写真・記述は元記事に基づく。著作権は各執筆者・媒体に帰属します

海外 / ニュージーランド海外での流通状況

海外でもまず「ターボの顔」から始まる

SKAR(NZ)が扱った1984年式・1985年式

ニュージーランドの旧車専門店が扱った2台。いずれもエンジンはNAのままだが、1984年式にはターボ用ボンネットが装着されている。海外でも「カブリオレはターボⅡの車体を持つ」という理解が共有されており、外装からターボ化が始まるのが分かる。

1984年式
NZ$8,200/ターボボンネット装着・NAエンジン・5速MT
1985年式
NZ$6,500/ノーマル・オートマ
走行
151,000km / 173,306km
コミュニティ
豪NZには専門フォーラム CityTurbo.com が存在

カブリオレは海外でも「ターボの車体」として理解されている

NZで流通した1984年式は、エンジンはNAのままターボ用ボンネットが付けられていた。パワーバルジのあるボンネットはターボⅡ専用の部品で、カブリオレには本来付いていない。つまり誰かが意図的に載せ替えの第一歩を踏んでいる。

豪州・NZにはシティ専門のフォーラム CityTurbo.com があり、そこには「Cabriolet Turbo Conversion」というスレッドが立っていた。カブリオレをターボ化するという発想は、日本だけのものではない。

もう1台の1985年式はノーマルのオートマ仕様で、こちらは手が入っていない。2台を並べて見ると、ボンネットとグリルだけで顔つきがどれだけ変わるかがよく分かる。

011984年式。右ハンドルのまま現地ナンバーで実用されていた個体。ターボ用ボンネットが装着されている
02サイドビュー。カブリオレ特有のバスケットハンドル型ロールバー
03幌を開けた状態
04インテリア。オリジナルの状態を保っている
051985年式。こちらはノーマルの顔つきでオートマ仕様。NZ$6,500で販売された

出典: skar.co.nz / 写真・記述は元記事に基づく。著作権は各執筆者・媒体に帰属します

日本 / 2025D型VTEC+ターボで200PS

ERをやめてD15B+GT-SSタービン、200PSへ

Motor Fan(2025年)/ 公認車検取得済み

20歳でターボIIを買い30年連れ添ったオーナーが、ERエンジンの純正部品が何一つ出ないという現実に直面して選んだ答え。EG4シビックのD15B(SOHC VTEC・130PS)にHKS GT-SSタービンを組み、200PS/24.7kg·mを達成した。当時のN2レース仕様138PSを完全に上回る。公認車検も取得済み

ベース
シティ ターボII(初代AA)
搭載エンジン
EG4シビック D15B(SOHC VTEC)
過給機
HKS GT-SS タービン+ワンオフEXマニ
出力
200PS / 24.7kg·m(ダイナパック係数ゼロ)
ミッション
ホンダ・ロゴ(GA3)用 5速MT
ECU
ハルテック Elite 1500(フルコン)
車体加工
一部フレームを切断+補強
車検
公認取得済み

1984年3月より、鈴鹿F2選手権の前座レースとして開催された『シティターボレース』。これは、無限(ムーンクラフトがデザイン)の超ワイドボディキットを装着したシティターボ&ターボIIベースのN2車両で開催された“喧嘩レース”だ。翌年には『シティ・ブルドッグレース』と名称が改められた。

この取材車両のオーナー、根岸さんはそんな当時のN2仕様に強い思い入れを抱くカーガイだ。正確には、小学生の頃に熱中した『よろしくメカドッグ』に登場する主人公の同僚、“いっつぁん”こと中村一路のシティターボIIに憧れたのが原点だったそう。

01エンジンルーム。緑のヘッドカバーに「VTEC」の刻印——D15Bが載っている。赤いダイレクトイグニッションコイル(アウディ用)、右奥にハルテック製フルコン。ERエンジンの面影は完全にない

「念願叶って、ターボIIを購入したのが20歳の時。そこから30年を共にしてきた相棒です」とは根岸さん。長い時間を掛けながら、より理想を追い求めて現在の仕様へとステップアップを重ねてきたというわけだ。

まずは何と言ってもワイドボディ。無限のボディキットは市販されたわけではなく、あくまでもレース用。ツインリンクもてぎのコレクションホールで実車を拝むことはできるが、当時の参戦車両は基本的に回収されてしまった。ところが、世の中あるところにはあるもので、実車を発見したシティ乗りの勇士達が採寸を行い、型を起こしてレーサーレプリカを製作したのである。

02無限レプリカのワイドボディ。実車を採寸して型を起こしたレプリカで、5台だけ製作された。カーボンボンネットとブリスターフェンダー

「このレプリカ仕様は5台が製作されましたが、自分がこのボディを組んだのは2010年。ボディに合わせてロワアーム延長などトレッド拡大も必要になりますし、フレームへの入力は想像以上のものになります。普通の鈑金屋では対応できないと思い、ご自身もレースに参戦されていて、チューニング技術も鈑金技術も高い、大阪の安岡車体製作所にお願いしました」と根岸さん。

そうなると気になってくるのが機関系。オーバーホールしようにも、ターボIIが本来搭載するERエンジンはすでにオリジナル部品が何一つ出ない状態だからだ。

03「TURBO-II」のグラフィック。フェンダーの張り出し量が分かる。ホイールはボルクレーシング TE37

シティ乗りは部品取り用に中古車を買って延命するのが通例となっていたが、「違う考えがあっても良い」という安岡車体のアドバイスを受けて、根岸さんはエンジンスワップを決意。選んだパワーソースは、2代目シティを始め、ホンダが80年代後半の小型/中型車の多くに採用したD型エンジンだった。

D型は非常にバリエーションが多いエンジンだが、その中からチョイスしたのがEG4シビックD15Bだ。NAシングルカムとはいえVTEC機構を持ち、カタログスペックは130ps。そこに安岡車体のワンオフEXマニを介してHKSのGT-SSタービンをセット。N2仕様の138psを完全に凌駕する、200psの強心臓を組み込んだのだ。

04リアビュー。トレッドが大幅に拡大され、フェンダーいっぱいにタイヤが収まっている

なお、すっきりと収められているが、一部のフレームを切った上で補強を入れるなど、スワップ作業は簡単ではなかったそう。もちろん、公認車検も取得済みだ。

エンジン制御はハルテック・エリート1500を使い、セッティングはインパクトが担当。最新のフルコンによる綿密なマネージメントにより、アイドリングの安定化が図られただけでなく全域での扱いやすさも実現している。

05走行シーン。「アイドリングも安定していて、扱いやすさは今時のクルマと変わらないレベル」とオーナー

最高出力&最大トルクは200ps&24.7kgm(ダイナパック係数ゼロ)だ。フルコン制御化に合わせて点火系も強化され、アウディ用コイルによるダイレクトイグニッション化を敢行。撤去された磁石式クランク角センサー内蔵デスビに代えて、AEM社の光学式クランク角センサーを組み込んだ。

インタークーラーはS15シルビア純正をバンパー右側に搭載。ホンダビート用のアルミラジエターやセトラブ社のオイルクーラーなど、冷却系もきっちりと強化されている。

06ダッシュボード上に並ぶ5連の追加メーター。ステアリングはNSX(NA1)用

ホイールはボルクレーシングTE37でサイズはFR7.0Jプラマイ0。タイヤはディレッツァZIII(175/60R14)だ。ブレーキはフロントがFC3SキャリパーとEG6用260mmローターで、リヤは「アルミフィンドラムがカッコ良いので」と、初代インサイト用を流用している。

追加メーターがずらりと並ぶコクピット。2台のPSPはカーナビ用と音楽再生用で、音源はパワーアンプを介してBOSEのスピーカーシステムで再生する。ステアリングはNA1、シートはEK9とタイプR純正を流用しているのもポイントだ。

07インテリア。シートはEK9シビック タイプR純正。ボディは一度フルストリップしてレストア+補強を実施

トランスミッションはワイヤー式クラッチに合わせたホンダ・ロゴ(GA3)用の5速MTを流用。クラッチはエクセディ製、フライホイールは戸田レーシング製で、それぞれZCエンジン用を使う。ドライブシャフトはホンダ・キャパ(GA4/6)用だ。

ボディは、一度フルストリップ状態までバラしてレストア&補強を実施。チタン材の補強バーやドア開口部のガセットプレートが只者ではないオーラを放つ。

「古いクルマですが、絶好調。アイドリングも安定していますし、扱いやすさは今時のクルマと変わらないレベルですよ」と根岸さん。

モデルデビューから40年を超えているが、超軽量コンパクトなボディとデジタル制御のパワフルなターボエンジンのコンビは強烈。潜在的な戦闘力は、間違いなく格上の現行スポーツモデルを撃墜できるレベルだろう。まだまだ進化させたいと語る根岸さんの“ブルドッグレーサーのこれから”が非常に楽しみだ。

出典: motor-fan.jp / 写真・記述は元記事に基づく。著作権は各執筆者・媒体に帰属します

海外 / ポーランド・2008D型NA・無切断で搭載

切断なしでD型を載せた、もう一つの答え

cityturbo.com のビルドスレッド(2008年)

ドイツで廃車寸前だった1986年式シティを引き取り、自分のEG型シビックから降ろしたD15B7+D16Z6ヘッドの「mini-me」仕様(144whp)を搭載した事例。「D型はこのシャシーに理想的。切断なしで収まる」という作業者本人の言葉と、自作が必要な部品6点のリストが残されている点で貴重。

ベース
1986年式 シティ(Jazz名義)ER4 1.2L AT
入手価格
提示50ユーロ → 実際はタバコ3箱
搭載エンジン
D15B7 + D16Z6ヘッド(mini-me)/144whp
ミッション
CR-Xの3・4速+MFactory 4.9ファイナル
ECU
P28 + Crome
吸気
CBR929スロットルによるITB
記録
1/4マイル 15.230秒
車体加工
切断なし(サイドマウント製作のみ)

タバコ3箱で買った廃車寸前のシティ

ドイツで廃車寸前の1986年式シティ(Jazz名義)を譲り受けた。提示額50ユーロ(約80ドル)だったが、売り主は金を受け取らず「タバコ3箱持ってきてくれればいい」と言った。トレーラーでポーランドまで引き取った。

D型は「切断なしで載る」

この事例でいちばん価値があるのは、作業した本人がマウント周りについて明確に書き残していることだ。曰く——「D型エンジンはこのシャシーに理想的だ。切断加工なしで収まる。作る必要があるのはサイドマウントだけで、後ろ側はシティ純正の「マウントシャフト」を使い、D型のリアエンジンブラケットを加工して合わせる。」

つまりフレームには手を入れず、サイドマウントを新規製作し、後ろ側はシティ純正のマウントシャフトを流用してD型側のブラケットを削って合わせる。上の日本の事例がフレームを切っているのに対し、こちらは無切断で成立させている。ターボを付けるかどうかでレイアウトの余裕が変わるためと考えられる。

自分で作らなければいけないもの

1. ドライブシャフト — シティ側とシビック側を組み合わせて製作する

2. インテークマニホールド — D型純正は場所が足りず入らないので自作する

3. シフトリンケージのシャフトを軽微に加工する

4. ラジエター — シティ用もシビック用も入らないので専用製作する

5. エキゾーストマニホールド(タコ足)を製作する

6. 配線はシビックのハーネスを一式移植する

エンジンとミッションの中身

エンジンはD15B7にD16Z6のヘッドを載せた、いわゆる「mini-me」仕様。前に乗っていたEG型シビックで144whpを計測していたものをそのまま移植している。カムギア、大幅な面研、レーシングバルブシート加工、ARPヘッドスタッドが入る。

吸気はCBR929(バイク)のスロットルボディを使った独立スロットル。D型純正のインマニは場所が足りず入らないため自作している。ECUはP28にCromeを書き込んでVTECを制御。

ミッションは元がオートマだったためMT化が必要で、CR-Xの3速・4速を組み込みMFactoryの4.9ファイナルを入れたハイブリッド仕様。フライホイールはACT StreetLiteの11.9lb(約5.4kg)。クラッチペダルはシビックから追加した。

この仕様で1/4マイル15.230秒を記録している。

フォーラムの反応

bigelboe(サイトモデレーター・NZ Palmerston North)「シャシーレールを切ったり削ったりする必要はあったのか、それとも押し込めば入るのか?(→ 作者は「切断なし」と回答)」

Smithy(豪 Brisbane)「同じ計画を持つ人たちからエンジンマウントの注文が来るんじゃないか。巨大な前置きインタークーラーの代わりに、この美しいエキマニというのは新鮮だ。」

samol(NZ Dunedin)「素晴らしい仕事。前に突き出したタコ足がいい。」

出典: cityturbo.com(現在は閉鎖) / 写真・記述は元記事に基づく。著作権は各執筆者・媒体に帰属します