← 整備ワザ集 事例記事アーカイブ 原本ミラー 原文サイト
CITY of life / workshop

コンプレッサーのOリング交換・ケイヒン製編

report: 山口タコス / 2008/06/11 / 写真16枚

■ タコスのいじり壊し日記Vol.2 以前ガス漏れを起こしたコンプレッサーの『禁断の蓋』を開けてみた。Oリングが入っていて、傷んでいた。銀ハッタン号のエアコンがガス欠したので、シャフトシールとここのOリング交換をした。

WORKING

01
STEP 01まずは、禁断の蓋のOリング交換から。以前ガス漏れして交換後保管しておいたコンプレッサーを直して搭載するつもりです。ここのトルクス(T30という呼び)が固くて緩みません。何本もなめたのち、トルクスのコマをあてて、大きめの鉄ハンマーで1〜2発ひっぱたくと簡単に緩むことが判明
02
STEP 02禁断の蓋の中身はこうなっています。
チェック弁になっていて、圧縮された冷媒が送り出される構造と思われます。
03
STEP 03蓋側は写真のようになっていて、Oリングが入っていますがボロボロです。
04
STEP 04このコンプレッサーのOリングは4か所中3か所が切れていました。そりゃ漏れるよな。
05
STEP 05Oリングのサイズを測ると、内径φ49mm(蓋の実測値も)、線径φ1.8mmです。
適合しそうなOリングを探すと、AS568という規格の032番が、内径φ47.35mm、線径φ1.78mmで使えると判断。その上の033番は内径φ50.52mmになってしまうので却下しました。線径のもう1ランク上はφ2.62mmで太すぎるので却下。
材質はR12環境ということで、JISの2種としました。
06
STEP 06左が032番の新品、右が外したOリング。ま、大丈夫でしょう。
トルクスのねじはなめてしまったのが多数なので、M6のソケットボルトに換えちゃいました。
07
STEP 07次にここを参考にシャフトシール交換です。
フランジホルダとシャフトシールリムーバ(純正工具)はogaさんから借用しました。ogaさん謹製のフランジホルダは外れないように、M6のボルトでフランジ(クラッチ)と固定できるようによく考えられています。
が、フランジナットが固すぎて、フランジのM6タップ穴が跳びましたorz(タップ穴が2山ぐらいしかないので・・・)。仕方がないので写真のように、シャコ万力で外れないように固定して使用しました。(これがいいあんばい)
このフランジホルダには、フランジプーラー機能も付いています(よくできています)。が、先述のとおりM6タップが跳んだので使えません。フランジは、手でゆすったらプーリー無しで取れました。次に、osaeg1231さんの『コンプレッサーのシャフトシール交換』を参考にサークリップを外して、クラッチローターをギヤプーラーで外し、シャフトシールを無事交換。
逆手順で復元したら、クラッチが接触してローターが回りません。シムを忘れたかとかいろいろ疑いましたが、結局クラッチローター外した時に、ローターのベアリングのアウターも抜け出て、クリアランスが詰まっていました。アウターをたたきこんでなんとかローターは手で回るようになりましたが、まだ接触していました。
08
STEP 08でもこの程度なら大丈夫だろうと、銀ハッタンに付いているダメコンプレッサーと交換です。しかし、ここで致命傷を与えてしまいました・・・。
いろいろとコンプレッサーをあーでもない、こーでもないとこねくり回してるうちに、低圧側の配管接続部(写真赤○)の雄ネジを痛めていて、配管接続時に一部欠けましたorz。Oリングの座面が欠けてしまったので、ガス漏れ必至です(泣)。
仕方がないので、降ろしたコンプレッサーにOリングとシャフトシールを移植しなおし、作業完了しました。
降ろした方のコンプレッサーのOリングは4か所とも切れていませんでした。こちらはシャフトシール部がかなり汚れていたので、シャフトシールからの漏れだろうと推測しています。コンプレッサー分解2回目はクラッチローターを外しませんでした。(外さなくてもシャフトシールの交換は可能)
結論、
禁断の蓋のOリングが切れていることもある。代替のOリングで対応できるかもしれない。(まだ、ガスを入れていないのでわからない)
シャフトシールを交換するときは、クラッチローターを外さなくてもできる。(外さない方がいいかもしれない)
アルミの突出部の扱いは通常以上に気をつけよう。
← 一覧シティ整備ワザ集